様々なワークの形状や刻印方法に応じた
刻印機の特集記事をご紹介します。
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円筒形状のワークへのマーキングは、マーキングしたい方向で大きく分けて2種類あります。
またワークがパイプ状か、生産数量はどのくらいか、などのニーズによってさまざまな方法があります。
刻印方式以外のものは、非接触式のマーキング方法であればそのままマーキングできるものや
インデックスを使用してマーキングする方法もあります。こちらは別項で説明いたします。
ワークがパイプ形状の場合、ワークの変形(凹みや歪み等)が許されないケースがほとんどです。
刻印方式は荷重をワークに与えなければ打刻できません。文字をダイレクトに打刻すると荷重が全てワークに掛かります。
そこでワークの内径に芯金を入れ、刻印文字をスライドさせたりローリングさせたりし、文字を線当たりの荷重にして掛かる圧力を極端に少なして変形を最小限にします。
エアーの振動ペンをX-Y軸に駆動させて文字を書くマーキング装置です。ペンを振幅の許容量を利用して、R形状でも高さ(Z軸)方向で約1㎜まではそのままマーキングが可能です。
また円周方向へのマーキングの場合は、オプションのインデックス装置を同期させてマーキングすることができます。
レーザーマーカは、レーザー光の集積によりパワーが発揮されます。レーザー光の焦点(ピンと)が合っていないとマーキングすることができません。円周上のマーキングでは、エアースタイラスマーカと同様のインデックス装置を同期させてマーキングします。
円筒形状のワークでは、ドリルやエンドミルといった工具類のマーキングに良く使用されています。
インクジェットプリンタの原理は家庭用のものとほぼ同じで、インクを吹き付けてプリントします。
プリントですので深さはありませんがスピードが非常に速く、ワークを停止することなくマーキングができるのが特徴です。
食品関係のペットボトル・パンの製袋の製造年月日などに多く使われています。
円筒形状のマーキングは、品質・ワークの径・文字の大きさ・文字数によるマーキングの全長などにより、簡単にできるものから逆に厳しい制約となり難易度の高いものまであり、経験と専門知識が必要となります。
詳細につきましては、是非お問合せ下さい。